「カエル合戦（その７）」８日目〜ついにカエル合戦（２）　の続きです。　

カエル合戦（その８）　カエル合戦〜「再冬眠」へ

	「カエル合戦」が終わったヒキガエルたちは、そっぽを向いてそれぞれ池の縁に向かい始めました。 この池に来たときは、抱接（ほうせつ）したまま歩いてきた仲間も多かったのですが、いまはひとり（一匹）づつです。
	池の外に出ました。 誰にも見つからないように、茂みに隠れて、夜のうちに元いたところに戻ります。 そうです、ぼく達は「産卵」が終わったら、また「冬眠」に戻るのです。 疲れちゃって、ゆっくりゆっくり動きます。

うわあ、またコンクリートの壁にぶつかっちゃった。 帰り道も楽ではありません。 さて、これからぼくは「再冬眠」に入ります。 卵がかえってオタマジャクシになり、子ガエルになる頃、また目覚めて起きてきます。 では、おやすみなさい。またあとで・・・

壮絶な「カエル合戦」をおえて、ヒキガエルたちは「再冬眠」に戻りました。
どうして彼らは「再冬眠」をするのか、よく判っていないそうですが私はこんなふうに考えています。

多くの昆虫や鳥たちが動き出し、繁殖シーズンを迎えるのは４月、５月です。
まだ寒いうちに生んでおけば、怖〜い昆虫たちや鳥たちから卵がまもられるのでしょう。
親たちにとっても、カエルたちの大好物である虫たちが少ないのでは、「再冬眠」して待つしかないのでしょう。

さて、「カエル合戦」が終わったその池は、どんな様子になっているでしょうか。
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