「カエル合戦(その6)」8日目〜ついにカエル合戦(1) の続きです。
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顔を上げて、緊張してみていたカエルたちの目線を追うと・・・ 池の片隅で、ヒキガエルたちがかたまっています。 しかもおしあいへしあいの争いです。 そうです、メスを奪い合う「カエル合戦」が展開されているのです。 |
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この「カエル合戦」のまわりに、続々とひとり身のオスたちが集まり始めました。 ぼくも、彼女欲し〜いっ!。 |
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もうがまんできない。 黒い肌のぼくは、すきを見つけて飛び乗りました。 |
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なっ、なにするんだ。 け飛ばしてやる!。 もう、くんずほぐれつの戦いです。 |
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たった一匹のメスが、一番下にいます。 その彼女と思いをとげるために、「カエル合戦」はえんえんと深夜まで続きます。 この戦いはなんと3時間!も続けられたのです。 |
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この戦いが終わりに近づいたとき、カエルたちは急にそれぞれそっぽを向き始めました。 どうしたんでしょう。 なにかそわそわしています。 さて、これからどうするのでしょう。 |
8日目になって、ようやく壮絶な「カエル合戦」を目にしました。
今になって「カエル合戦」が見られたのは、私はこんなふうに考えています。
何らかの原因で、ここ東京・大田区ではメスもかなり多く、ペアが成立し、最初は平和である。
ところが産卵したメスは次々に「再冬眠」に帰り、日々メスが少なくなる。
少なくなったメスをめぐって残されたオスたちは、最後には「カエル合戦」を繰り広げる。
いかがでしょうか?ご意見をお寄せください。
さて、「カエル合戦」が終わったヒキガエルたちは、その後どんな行動を起こすでしょうか。
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