ようこそ!都会の星へ    青い夢「都会の自然」シリーズ
   「1.夕暮れの惑星たち、そしてイリジウム」の続きです。


2.妖しく光る赤い月・皆既月食

これが皆既月食

妖しげな赤銅色の月が都会の空に浮かぶ・・・
そうです、これが「皆既月食」
の月の色なんです。
(2000/7/16 東京・大田区にて撮影)
月面の模様が少しボケています。
これは月が動いているからです。
赤道儀のついた天体望遠鏡でなく、普通のカメラで10秒以上の露出ではこうなります。


1)半影食から本影食へ

      月食と普段の月の満ち欠けと比べながら見てみましょう。

皆既月食 普通の満ち欠け
2000/7/16 20:59 満月
今日の満月は少し暗いなあ・・・
実はもう月食が始まっているんです。
すでに地球の半影の中に入っています。
中秋の名月
満月の月明かりは
まばゆいばかりです。
2000/7/16 21:05 月令9日
月食が始まって17分後
地球の本影の陰が月にかかります。
やっぱり地球(の影)は丸い!
月令9日目の月
月食とは欠けている向きが違いますね。
これから欠けるのではなく
もっと膨らんで満月に向かいます。

「半影食」と「本影食」の状況をちょっと見てみましょう。

半影と本影
太陽の反対側に地球の影が出来ます。
その影は2つの部分に分かれます。

月が半影に入っても少し暗いだけで
欠けるようには見えません。

でも地球の本影に入ると、
とても暗いので欠けて見えるのです。




さて、いよいよ月食はクライマックスを迎えます。
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